セーヌ川の南側、パリ左岸・モンジュ通りの広場で週に3回開催されるマルシェモンジュ。
パリ5区といえばカルチェラタン、学生街のイメージが強いけれども、マルシェが開かれるこの広場のあたりは落ち着いた住宅街といった印象。パリの住みたい街ランキング上位にいつも入っているのはこのあたりに美味しいパン屋や食べ物屋が多いからなのかも。
マルシェモンジュのある「モンジュ通り」はグルメ通りとして有名で、美味しそうな店が沢山。
有名なエリックカイザー(メゾンカイザー)の1号店もこのモンジュ通りにある。世界に広がったパンの始まりがここか!と思うとわくわくする。他にもバゲットコンクール入賞のお店やタルトタタンno.1のお店、新鮮な食材が揃う店などがたくさん。
1つ西の通りは、パリの胃袋通りという別名の「ムフタール通り(Rue Mouffetard)」。ここにも有名ブランジェリーに手頃な価格のレストランが数多くある。
そんな美味しいものに囲まれた場所で、水、金、日と週に3回あるマルシェには、新鮮で美味しい食材が集まってくる。噴水を中心に三列に並んだ店には新鮮な食材が並び、商品の種類も多く、活気がある。
治安も悪くないので、ゆっくり歩いてマルシェの雰囲気を楽しみ、付近のお店でも買い物しながら、観光名所まで歩いて行くこともできる。
前述のムフタール通りから少し足を伸ばせば パンテオン(Panthéon)、さらに西へ向かうとリュクサンブール公園(Le Jardin du Luxembourg)にも行ける。
東に向かうと、パリ植物園(Le Jardin des Plantes)がある。入場無料で、植物園というよりは公園のような雰囲気なので、天気のいい日はゆっくり歩くと気持ちがいい。
穴場の見どころとしては、モンジュ通りから南につながるゴブラン通り(Avenue des Gobelins)にある王立ゴブラン製作所(博物館・Galerie des Gobelins)は、こじんまりした博物館ながら、織物でここまでの表現ができるのかと圧倒される。
もう一つ、マルシェから北に350mほど行ったところにあるリュテス円形劇場(Arènes de Lutèce)は紀元1世紀に作られた古代ローマの遺跡。今は子供たちが中央で遊び、大人が観客席でくつろいだりしているので、マルシェで美味しいものを買ったらここでお昼ご飯を食べてもいい。
5区 Marché Monge (マルシェ モンジュ)
information
place monge
75005 Paris
[Métro / 最寄駅 ]
Place Monge, ligne 7
●Googleマップ:
https://goo.gl/maps/wgWufBnWz6bdZG6N9
●パリ市マルシェ情報:
https://www.paris.fr/equipements/marche-monge-5464
●開催日時:
水 ・金・日 07:00 – 14:30頃まで
日曜日のモンジュ・マルシェはこんな感じ
水曜日のモンジュ・マルシェはこんな感じ
金曜日のモンジュ・マルシェはこんな感じ