■パリのマルシェNo.73 – 19区 Joinville (ジョワンヴィーユ)

 かつてパリ市民の飲料水の貯水用にと作られたラ・ヴィレット貯水池(Le Bassin de la Villette)。現在は人気のウォーターレジャースポットになっていて、夏にはパリプラージュ(paris plages)や水泳大会が行われる。

 レピュビュリック広場(Place de la République)の北から伸びるサンマルタン運河(Canal Saint-Martin)沿いを歩けば、ラヴィレット貯水池に到着する。
 運河沿いに整備された遊歩道には、家族連れやカップルが散歩したり、ジョギングをする人などが訪れ、清々しい雰囲気の場所だ。

ラ・ヴィレットのパリプラージュ
ヴィレット貯水池で行われるパリプラージュ

 そのラ・ヴィレット貯水池から、バリ郊外へと続くサンドニ運河(Canal de Saint-Denis)に入ってすぐの場所で行われているのがマルシェジョワンビーユだ(Marché Joinville ※GoogleMapではジョアンヴィーユと表記されている)。

 運河横の広場で行われているマルシェで、出店する店の数も多い。ヴィレット貯水池の清々しい雰囲気ががらっと変わり、混沌とした状態。
 19区といえば、もともと移民が多く治安のよくない場所と長らく敬遠されていたのだが、最近ではヴィレット周辺にみられるようなおしゃれな店や流行りのスポットができ、レジャーだけではなく住む場所としても人気がでてきている。
 しかし、このマルシェジョワンビーユは、19区のイメージ通りというか混沌という言葉そのままの人種の多様さ、混雑した雰囲気を持っている。

マルシェジョワンビル
ラヴィレット貯水池の終端、クリメ通り(Rue de Crimée)を越えた左手奥の広場でマルシェジョワンビーユは行われている。

 主に広場で扱われているのは果物と野菜。肉・魚は少なく、広場から出た通りには衣服など雑貨を扱う店もある。
 ヴィレット貯水池付近は、観光やレジャーにやってくる人も多いが、このマルシェに来ているのは地域住民が中心。訪れる客の人種の多様さを反映して、売られている品物も香草、タロイモや枝付きデーツなどの郷土カラーのあるものも多い。
 価格も安く「アンーロ!!(1€)」と叫ぶ声が絶えない。皆、大きなカートを持って品定めしながら買い出しをしているので、ぶらぶら観光に訪れるという雰囲気ではないのでご注意を。

19区 Marché Joinville (マルシェ ジョワンヴィーユ)
information

[Adresse / 場所 ]
Place de Joinville
75019 Paris , FRANCE
(Face au n°1 rue de Joinville Métro 7 – Crimée)

[Métro / 最寄駅 ]
Crimée, ligne 7

●Googleマップ:
https://goo.gl/maps/N8tediQ4TZRNVSvc7

●パリ市マルシェ情報:
https://www.paris.fr/equipements/marche-joinville-5525

●開催日時:
木曜日 07:00 – 13:30
日曜日 07:00 – 13:30

木曜日のジョワンヴィーユ・マルシェはこんな感じ

2020年7月23日木曜日のマルシェ・ジョワンビーユ

日曜日のジョワンヴィーユ・マルシェはこんな感じ

2021年2月14日日曜日のマルシェ・ジョワンビーユ
マルシェジョワンビル
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