「ボナネ」が飛び交う新年マルシェ:ポパンクール

 2021年1月5日火曜日。曇り。
冬のパリらしいお天気。午前中のマルシェは、昼近くになってもライトをつけたままの店が多く、クリスマスのライトアップが残っているようで美しい。

 ポパンクールマルシェは、パリ11区のバスチーユ広場とレピュビュリック広場の間にある。もとはダウンタウンだったエリアだが、おしゃれな生活スタイルを求める新しい世代が増え、最新の店も続々と開店、人気の区になった。

 そんなパリ11区の地元の人たちで賑わうポパンクールマルシェは、いつものスタンドにいつものお客さんが次々にやってきては「ボナネ〜(Bonne année=良い年を!)」を言い合っている。

お正月のマルシェポパンクール

 ポパンクールは火曜日と金曜日の週に2回マルシェが開かれるが、金曜日に比べて火曜日の店は少なめ。今日は新年初でまだ冬休みなのか、いつもの火曜日より休みのスタンドが多かった。
 果物・野菜・デリカテッセンなどはいつもの場所にいつものお店があるが、肉屋、魚屋、チーズなど動物性蛋白ジャンルのお店が少なかった。

お正月のマルシェポパンクール

 新年初の市場とくれば、日本なら「初売り」と景気良くセールでもするところだが、それはない。クリスマスの名残のような飾りと、やや南国のフルーツが多いのが新年用という感じだろうか。
 デリカテッセンのスタンドには、まだパネトーネやパーティ向けのようなちょっと贅沢なお惣菜が多く、正月モードだ。

 2021年に入ってマルシェを覗くのはこれが4カ所目だけれども、「ボナネ」をこれだけ耳にしたのはこのマルシェが初めて。それだけ馴染みの客が多いということかな。

YouTubeにUPしました
YouTubeにUPしました

2021年1月5日(火)のマルシェ・ポパンクール

A PARIS
A PARIS

ポパンクールマルシェの詳細情報はこちら

お正月のマルシェポパンクール
最新情報をチェックしよう!