2021年5月10日月曜日 2019年4月15日の火災発生から756日目。
肌寒い日の朝、ノートルダムの前に向かった。火災の後に閉鎖されていた前庭が開放されてからは立ち入り禁止になることはなかったのだが、この日は柵で囲われていた。
小雨が降ったりやんだりする天気の中、高圧洗浄のようなもので下のタイルを掃除する人が二人。
なにかイベントでも始まるのか? なんの清掃だろうか? と思いつつぼんやり眺め、ゆっくりした作業の進み具合から今日は前庭が開放されることはなさそうだ・・と柵越しに撮影をした。
2021年5月10日月曜日。火災から756日目。
前庭を洗浄する人の姿も映っている。
さて、その一週間後の5月17日。また同じようにノートルダムの前庭は閉鎖されていた。
閉鎖といっても簡単に柵が置かれているだけで、立ち入り禁止という表示があるわけではなく、
この程度の柵はパリの人は乗り越えてしまうので、今日もちらほら中に立ち入っている人を見かけた。
2021年5月17日月曜日。火災から763日目。
前庭閉鎖から2週間経過。
この5月17日のビデオを撮影した翌日の朝、ノートルダムの前庭が鉛濃度が基準値を上回っていたとして閉鎖されていると発表があった。ただし、既に洗浄されて「平常値」に戻っている とも発表されたが・・・。
そもそも清掃していたのは2週間前の話で、なぜ今頃発表?という気がする。
その2週間の間、簡易な柵だけで注意書きもないので、中に立ち入っていた人もいたが、健康被害は大丈夫なのだろうか。
3回目のコンフィヌモンの段階的終了の第一段階、カフェやテラスの再開が翌日の水曜日からということで、ノートルダムの周辺のカフェやレストランも営業再開準備をしている中、少し気になるニュースと発表の仕方だった。
2021年5月24日月曜日ペンテコステの月曜。火災から770日目。
前庭閉鎖3週間目。
鉛濃度が高く健康被害の恐れがある・・として閉鎖されていた前庭。
清掃の一週間後に発表があり、その後さらに一週間が経過している。
もう柵はなくなったか?と思って行ってみたが、まだ柵は建てられたままだった。
相変わらず、注意書きや立入禁止とは記載されていないが、ニュースを知っている人が多いのか、以前のようにふらりと中に入っている人はみかけない。
2021年5月31日月曜日。火災から777日目。
前庭閉鎖4週間目。
さすがにもう前庭は開放されただろう・・と思ったが、5月末の撮影でも前庭はフェンスで囲われていた。
営業再開したカフェは、ノートルダムの真横にもあって、お客さんも戻り始めている。
ノートルダムの工事が原因で周囲の「鉛濃度」が高まり、過度に吸引すると障害が起こるので前庭を閉鎖した・・・ということなのだが、ノートルダムの前庭よりさらに至近距離にある真横のカフェは営業していて大丈夫なのか気になる。
2021年6月7日月曜日。火災から784日目。
前庭閉鎖5週間目。
2021年6月14日月曜日。火災から791日目。
前庭閉鎖6週間目。
雨がちだった5月が終わって、カラッと気持ちのいい6月になった。
5月の頭から閉鎖されている前庭はまだ今日も閉鎖されていた。
こんなに長く閉鎖していると、一回の清掃で本当に十分だったのか、
真横を流れるセーヌ川を通して汚染は広がらないのか、
真横のカフェに座っている人は安全なのか、、
といらぬことばかり考えてしまう。
2021年6月21日月曜日。火災から798日目。
前庭閉鎖7週間目。
2021年6月28日月曜日。火災から805日目。
前庭閉鎖8週間目。
前庭の再開はいつになることか。
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