パリは古い建物が多く残っていて、今も現役で人が住んでいる。日本の家は狭いと言われるけれども、パリの狭小アパートもかなりのもの。
複雑に入り組んだパズルのような仕掛けで生活必需品がすっきり収まっている家など、驚くような家がたくさんある。そしてどんな小さなアパートでもおしゃれにパリらしく整っているのだ。
どことなくおしゃれに見える要因はいくつかあるが、不要なものは持たない(不用品として売ったり、人にあげたりする)こと、新しいものばかりが並んでいないこと の2つがポイントではないか。
フランス人の休日の楽しみにブロカント(蚤の市・アンティーク市)巡りというのがある。
美しい美術品だけではなく雑多な日用品や不思議なオブジェまで、さまざまなものが売られている。蚤の市やアンティーク市というと目利きの人が好きなコレクションを探しに・・というイメージがあるが、そのイメージよりもごく日常的に普段の生活に取り入れられるものがないかなと訪れるのがフランス流。
新しいものの中に、アンティークやセカンドハンドのもの、テイストの違う面白いものがうまく収まって、パリらしいおしゃれな空間を作り上げるのだ。
2021年4月に FORUM DES HALLES(フォーラムデアール)の前の広場で行われたブロカント(Brocante Les Halles la canopee à Paris・アンティーク市)の様子。このブロカントは結構キレイなものが多かった。
パリのブロカントでしょっちゅうお目にかかる「こけし」。値段をきちんと見たことがなかったのだが、中位のサイズで70€だった。これが高いのか、安いのか。そもそも日本でもこけしを買ったことがないので判断に困るが、いつかこのこけしをうまくインテリアに取り入れた家を見てみたいなと思う。
Brocante Les Halles la canopee à Paris
フォーラムデアール前の広場で行われたブロカントの様子
他にもたくさんあります。
パリのブロカント&フリーマーケットのプレイリスト